思い出に生きることは、そのまま悲しみに生きることを意味する
過去の恋愛や、すでに失ってしまった楽しかった頃を思い出しては、新しい涙を浮かべているのかもしれない。
その頃に気づけていれば、こんな悲しみなど経験しないですんだのに。どうして失ってからでないと、どれほど大切だったかに気づけないのだろう。
今日の幸せは明日も続くもの。
そう信じられるから今日を生きられる一方、その思いが慢心を生んで、ときに胸が張り裂けてしまいそうなほどの悲しみを呼ぶ。
人生は失われた愛によって、いっそう豊かになる
まだ過去から離れられないかもしれないけれど、今日悲しみに暮れれば一日分、明るい未来が訪れる日が遠のいてしまうよ。
悲しみの涙を流した後には、希望を象徴する虹がかかる。
憂えあれば喜びあり。
今ある喜びに目を向けてみよう。
そうして、少しずつ元気になろう。