君たちの戦いを戦わなければならぬ。君たちの思想のために。
家族だけの世界から離れ、幼くして社会に出たあの日から、私たちはみんな戦士になります。
お友達や先生から始まり、上司や先輩、お局、そしてご近所さんに義両親。
この世界は、敵味方が入り混じる戦場です。
人間関係や意見の対立などで疲弊し、戦意喪失。
しばらく前線離脱を余儀なくされていたようです。
もう、人と関わりたくない……。
そんなわたしの前に父親のように男前な人物の登場です。
本当に父親かもしれないし、未知の人物かもしれない。
頼りになり、信頼できる人物です。
一人で向き合わなければいけないときと、誰かの力が必要なときがあります。
今は、誰かを頼るときです。
一人で十分過ぎるほど戦いました。
わたしは君たちを徹底的に愛する、わたしと共に戦っている兄弟として。