【形式主義】
内容を軽視し外形をつくろい整えることを主にする態度
『岩波国語辞典』
形や見た目に心を奪われてしまうと、本質を見失う。
意味ある形式は大切だが、意味の失われた形式は手間と時間の浪費でしかない。
わたしは形にこだわり過ぎていないだろうか。
本来こだわりは、悪い意味で使われていた言葉。
「わたしのこだわり」は、「わたしの執着」に置き換えられる。
美へのこだわりは、美への執着。
執着心は、それ以外の受け入れを拒絶する。
目を転じてみれば、それ以外の世界が広がっている。
形や見た目にそこまで頓着せずとも、気持ちがあればよいのではないだろうか。
内面の美しさは何もせずとも輝きとなって現れ人を惹きつけるように、表に見えないものにこそこだわる価値があるのかもしれない。