いつからか心が通わなくなってしまった。
なにがきっかけで心がすれ違い始めたのだろう。
ここ最近はずっと辛抱ばかり。
一方通行のわたしの言葉、わたしの思い。
どんなに言葉を投げかけても、透明になったわたしの言葉はその身をすり抜け、パチンと音を立てて弾けて消え、むなしさだけが空を舞う。
もう、ここまで。
わたしの中で私を支えていた何かが、静かにその役目を終えた。
わたしは、ここから立ち去ろう。
届かなかったけれどわたしの誠意を出し尽くした、だから思い残すことはない。
かけがえのない人だと思っていた人を失ったというのに、気持ちは晴れやか。
だけど心は、見えないところが傷ついている。
しばらくは体を休めよう。