あの時の選択は間違っていなかった。
そう思いながらも、心のどこかに不安がつきまとう。
信じたい何かがあるから、信じられる。
でも、「信じる」の前提である「信じたい」何かが崩れてしまったらその信頼関係は崩壊し、その心の隙間に疑心が湧いてくる。
今のわたしは失うことをひどく恐れている。
手を放したらこの幸せが壊れてしまうのではないか、と。
どうしてわたしを、誰かを信じられないのだろうか。
信じるための根拠が薄いのかもしれない。
つながりが薄ければ、信じるのは難しい。
つながりが濃ければ分かったつもりになってしまい、想像を超えた行動をされたとき、信じられないとなってしまう。
信じ続けるためにも、適度な距離は必要なのかもしれない。