楽しいことだけ、夢を追いかけることだけで生きられるほど世の中甘くない。
多くの人が苦い思いを抱えながらも現実と折り合いをつけている。
理想ばかりを語り、現実を見ないようにして夢を追いかけている内に、わたしの周りからはどんどん人が消え、気づけばわたしは一人になっていた。
自分の置かれている状況を理解しなければいけない。
友や仲間は、なぜわたしの元を去ってしまったのか。
あぶくのように儚く消えてしまうものを手にしようと夢中になっている内に、かけがえのないものを失ってしまった現実が胸に刺さる。
長い夢物語にも終わりの時がきたようだ。
信頼を再び得ることは難しい。
それは、これからのわたしが背負っていく罪。
現実を受け止めるしかない。