逃れられない運命。
そう、それはたとえば死のような。
死だけが絶対的な平等権を持つ。
死に多様性などの言葉は必要ない。
突然の来訪に慌てふためくわたしを楽しむかのように辛い現実を告げ、去っていった悪魔。
あの日を境に、わたしの手からこぼれ落ちた穏やかな日常。
不安を抱えて過ごす夜は心細く、暗闇がわたしの不安をかきたてる。
辛くて苦しい。
見たくない現実。
でも、いつかは現実を見つめなければいけない。
それがどんなに理不尽であろうとも、わたしの力ではどうすることもできない、変えることのできない現実がある。
流れに逆らわず現実と向き合うことでしか、この苦しみからは解放されない。
胸が張り裂けそう。
だけど、逃げてはいけない。
勇気を出して。