アイマは明るい肥沃な母、アマは暗く不毛な母。
慈しみ育むことが喜びになりもすれば、そのことがわたしに制限をかけ、暗い海の底に一人取り残されたような感覚を覚えさせることもある。
母が担わされる役割はあまりに広い。
子は母を求め、精神的な支えを欲する。
父は大きな子どもであり、母、妻、女であることを求める。
わたしは、私でいたいのだろうか。
それとも母、妻でいたいのだろうか。
自分でもはっきりしない、あいまいな自分の立ち位置を明確にしよう。
理想ではなく現実に即して考えれば、アマになることも減るだろう。