それなりの時間をかけ、わたしなりに丁寧に取り組んできた。
苦悩の連続で、けして生易しい時間ではなかった。
早く結果を出さなければ、との思いと現実がリンクしないもどかしさに何度も心をくじきながらも、目指す場所を見つめ続け、じりじりと這い上がってきた。
わたしの隣にはいつも苦い思いがあった。
気づけばこんなにも時間が経ってしまった。
ここまできたら、もう開き直り。
今さら焦ったところで始まらない。
今は大切な時期。
そのことを心に刻もう。
わたしの思いを大切にし、希望と一緒に一歩一歩ゆっくりと。
今はまだ入り口が小さすぎて、わたしの体は通らない。
時間をかけて水が石に穴を穿つように、わたしも時間をかけて入口を広げてゆく。
いつの日か、きっと。
わたしは私を信じるよ。