家族のため、恋人のため、会社のため。
わたし中の思いはこればかり。
いつだって自分が抜け落ちている。
誰かを優先することが当たり前になりすぎて、何も感じない。
喜びでもないし、心の支えでもない。
自分のために生きていたつもりが、気づけば誰かのために生きていた、ただそれだけ。
手にしたソードを自分のためではなく、誰かのためにだけ使ってきてたみたい。
あほくさ。
もう、やめた。
わたしは、自分のために生きる。
これからは好きにさせてもらいます。
うふふ、きっと驚くだろうな、みんな。
わたしの我慢の上に成り立っていた関係なんて、本物の関係じゃない。
ようやくこのことに気がつけた。
わたしを楽しまなくっちゃ。
めいっぱい生きてやるんだから。